マインドマップ資格試験勉強法/萩原京二、近藤哲生

 

マインドマップ資格試験勉強法

マインドマップ資格試験勉強法

 

 

 タイトルを見ていると、マインドマップを前面に押し出した
勉強法という感じなのですが、確かに、マインドマップを勉強
の色んな場面で使ってはいるものの、あくまでもツールの扱い
に過ぎない感じなんですが、それよりも、この本の紹介してい
る勉強法の合理性に驚嘆させられます。

 まず、「なぜ、その資格を取りたいのか?」ということを明
確にして、その上で、資格の取得に向けた戦略を練り、さらに
それを具体的なプロセスとスケジュールに落とし込んで…と
凄くロジカルに展開されています。

 特に戦略の場面で、話を聞いてると当たり前なんですが、な
かなかみんなやっていないだろうなあ…ということが、勉強の
範囲について、

 ・試験に出るかどうか?
 ・自分が知っているかどうか?

という2軸で、4象限に分けて、勉強の優先順位づけをした上
で、「試験に出なくて、自分が知らない」ことには手を出さな
い、ということです。

 ついつい勉強する中で、興味があってそこにも手を出してし
まうのですが、確かに全くのムダであって、試験対策としては
やるべきではない、ということです。

 いやー、ここまで端的にロジカルな資格試験への取り組みに
関する方法論って、初めてです!