心屋さんの本って、あんまり頻繁に手に取りたいと
言うわけではないのですが、たまに手に取って、ああ、
それでもいいんだぁ…と思って安心する、といった、
ココロが疲れた時の拠り所になってくれるところがあ
ります。
この本は、正にそんな感じで、大体、こころが「す
りへる」と思うような人はマジメな人が多くて、正に
「歯車」の機能を十全に果たそうと一生懸命回り続け
るわけですが、そういう人は「遊び」の少ない歯車で
回るたびに、ギシギシ身を削られる思いがするわけで
す。
そういう時に、ちょっとゆっくり回ったり、ちょっ
と「遊び」を持つことで、随分と行き詰まるリスクが
下がる訳で、そういう「遊び」の部分を持つための
考え方が、多々紹介されています。
一つ印象的だったのが、「息」という字は、「自」
分の「心」であり、呼吸を意識することで、随分と
落ち着きを取り戻せるというお話が紹介されている
のですが、妙にナットクして安心しました。
みなさんも、それぞれが腑に落ちる「遊び」の言
葉を見つけられると思うので、ココロが疲れた時に
は、是非一読してみてください。