仕事ができる人の「情報センス」/藤井孝一

 

 

 最近、「週末起業」関係の著作より、こういったビジ
ネスパートナー向けの書き下ろしの文庫本の出版が増え
ている藤井さんの、「こういった」本です。

 インターネットの普及以降、加速度的に情報量が増え
て、もはや情報が流れていくのをやり過ごすだけになっ
てしまい、気が付くと必要な情報をやり過ごしていたと
いうことも少なくありません。

 そういった情報の「津波」の中で、如何に過不足なく、
情報を取得することができるか、ということがこの本の
テーマです。

 まず前提として、「何のために、情報が必要なのか?」
ということを自分の中で決めておくことが必要だという
ことです。

 それだけで、取得するべき情報が絞られて、必要とな
る情報量が格段に減少することと、絞られた結果、それ
に関する情報への感度があがるということで、ひいては、
取得できる情報の質も向上する、ということです。

 「何のために」ということを明確にするために、自分
がすべき「アウトプットからの逆算」ということを提唱
されているのですが、確かにワタクシ自身もこんなブロ
グをやっていることによって、本からの情報の取り方も
変わったということもあって、非常にナットクできます。

 さらには、こんな情報が氾濫している中であるにも関
わらず…いや、だからこそ、というべきか…、一次情報、
つまり関係者からFace to Faceで得る情報の有用性とい
うことを強調されてもいます。