- 作者: 河岸宏和
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/04/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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昨日紹介した河岸さんの著書の「スーパー」に特化した内容の本です。
スーパーだけとっても、これだけの「手口」があるんですねえ…
例えば、刺身が「偽装」の温床だってご存知でしたか?
「サク」という生魚のカタマリがスーパーで売っているのを見かけると思い
ますが、「サク」が売れ残ったら、それを切って、「刺身」として再利用して
いるスーパーが多いということで、さらに「刺身」にした日を基準に「賞味
期限」を再設定しているということで、新鮮でないと食べれないはずの「刺身」
が売れ残りの再生品だって知ったら、奮発して刺身を買う立場としては、ねえ…
後は、卵や食肉の保存と言うことについて、日本の状況と言うのは途上国に
も劣る状況だってご存知でしたか?
日本のスーパーとかでは、売り場で卵を冷やしているということがほとんど
ありませんが、これって実は、食中毒の原因となるサルモネラ菌を繁殖させる
リスクが高まっているというのです。
正直、これを読んで、スーパーで買い物するのがイヤになりました。
でも、河岸さんは、あきらめずにスーパーを「育てる」意識を持って欲しい
とおっしゃいます。
とかく誹謗中傷の的となりがちなコンビニですが、食の品質管理の観点か
らみると、実は一番優等生なんだそうです。(コンビニでは、卵はちゃんと
冷やして売っているようですし…)
そういうところからみて、我々消費者が安さばかりを求めずに、ちゃんと
安全性に留意して、そこをキープできないところからは買わない、位の態度
をとることが必要なんでしょうね…