図解仕事ができる人のタイムマネジメント/行本明説

 

 

 2002年の出版と言うことで、仕事術の本としては草分け期のモノなんですが、タイムマネジメントの手法としてその後に出版される本のエッセンスとしては、ほぼ盛り込まれているのかなぁ…という印象でした。

 本田直之さんの本なんかでもよく言われていた、「自分へのアポイント」ということがこの本でも再三言われているんですが、そのキモというのは、自分一人しか関らない作業のスタート時期というのをちゃんと意識することなんだなぁ…ということです。

 本人―他人軸、開始―終了軸ということでマトリックスを作ると、他人が関わることの開始時期というのはみんなちゃんと意識してスケジューリングするのですが、特に他人が関わる事項の終了時期と、自分だけが関わる事項の開始時期のコントロールがでてきていない人が多いということです。

 前者は他人が関わることなんで、能動的なコントロール自体が難しい部分があるんで、仕方のない部分はあるのですが、意外と自分で決めればいい、後者のコントロールが出来ていない人が多いということです。

 これは、意識の問題なんで、ここをキッチリとコントロールすることにより、大きな差がでるんだ、ということで…まあ、カンタンじゃないことなんですけどね…