精神科医でありながら、ソーシャルメディアの大家として知られる樺沢さんの著書です。
タイトルには「文章術」とありますが、どういう文章を書くか、というテクニカルなことよりも、あとがきで書かれているように、SNS上で、どうふるまったらいいかという、「コミュニケーション術」といった方がふさわしいと思います。
じゃあ、SNS上でどうふるまうか?ということなんですが、端的にいうと、日常の社会的な振舞いを踏襲することのようです。
例えば、会社の中で、多くの人の目の前で、堂々と上司の悪口を言いますか?というと、そうじゃない人が多いように、SNS上でも、そういう多くの人の目の前で常識ある人がやらないことは、やらない方がいい、と言うことです。
そういうベースの部分に加えて、SNSでの発信においては、
・共感が得られるような内容
・交流の呼び水となるような内容
を意識することで、いいね!やコメントといったリアクションを得られるようなモノになるということです。
個人的には、「永久にネタ切れしない」というパートを舌なめずりしながら読んだのですが、そう都合よくコトが運ぶワケもなく、インプットの質と量に依存するという当たり前と言えば当たり前のことが書かれていました…