3割しか部屋が埋まっていなくてもアパート経営が成り立つ?と言う、なかなか衝撃的なタイトルですが、そこまで荒唐無稽なことが書かれている訳ではありません。
この本で一番印象的だったのは、結構な数が出版されている不動産投資本の“オイシイとこ取り”をかなり巧みにされているなあ、というところです。
著者の椙田さんは、不動産購入については石原博光さんを、空室対策については尾嶋健信さんをロールモデルにされて言うということです。
ただ、それを鵜呑みにするのではなく、実際に自分で試してみて、それが自分に合っているモノかどうかを確認した上で、取り入れているところが参考になります。
しかも、融資を断られ続けたりとか、結構キツいシチュエーションでも、検証の一環だと割り切ってトライし続けているところが印象的で、こういうメンタルの強さも不動産投資には重要な資質なんだな、ということを強く感じます。