久々に、“ブラック”心理学者・内藤センセイの著書なんですが、これがまた何と、英会話本なんです!?
ご自身あとがきで、言語の専門家でもないのに…とおっしゃっておられますが、この本は、ある意味革命的な英語本かも知れません。
そもそも、コトバと言うのは、あくまでもコミュニケーションのためのツールに過ぎなくて、一説ではコミュニケーションにおけるコトバの占める役割というのは、一般的に考えられているよりも、相当限られたモノである、と言うのが定説であるにも関わらず、コト英語でのコミュニケーションとなると、そういう原則を忘れてしまいがちではありませんか?
コミュニケーションをスムーズにするためには、相手といい関係を保つ必要があるのですが、そのための最大の秘訣は「相手の話をよく聞くこと」だって言われますよね?
だったら、しゃかりになって自分のヘタな英語を相手に聞かせて、相手の機嫌を損ねるより、相手に機嫌よくしゃべらせて好印象を持ってもらう方がずっと有意義なんじゃないですか?(笑)
ということで、徹底的に聞き手に回ってコミュニケーションをスムーズにし、あわよくば自分の英語力不足を棚に上げてしまようということです。
自分はリスニングに自信が…とおっしゃる方がおられるかもしれませんが、単語レベルでは意外と聞き取れるもの何で、聞き取れた単語を手掛かりに、オウム返しにしてしまえば、話を聞いてくれてるんだ!と勘違いしてくれる可能性が高い、ということです。
正直、ズルい気がするかも知れませんが、今まで読んだ英語本の中で、最も実用的かつ実現性の高い本なんじゃないかと…