フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~
- 作者: ジェニファー・L・スコット,神崎朗子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2014/10/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一昨年に出版されて、え?と思うようなタイトルで話題になった本を、ヨメが読んでいたので、ワタクシも読んでみました。
タイトルがタイトルなんで、どんなことを書いているんだろう…と思っていたのですが、原題は、"Lessons from Madame Chic"ということで、カリフォルニア出身の著者がフランスに留学した時に、ホームステイ先で学んだ、人生を充実させるためのコツを紹介します。
アメリカや日本では物質主義というか、モノを増やすことで豊かさを実感することが多いのですが、必ずしもそのことが人生を充実させる…シアワセになるということを意味しないと同時に、むしろモノが多すぎない方が人生が充実する近道なんじゃないか、と示唆されています。
というのも、4月に来日して話題になった“世界一貧しい大統領”ムヒカ氏ではないですが、物質主義に陥ると、「もっと、もっと!」となってしまいがちなんですが、ジェニファーさんがホームステイしたマダム・シックのように、自分に合った上質なものを「適量」身に着けたり、食べたりすることで、必要以上にモノを欲しがらなくなり、充実した人生を送れるようになるということです。
そのためには、自分に相応しいものがどういうものなのか、ということをマジメに考える必要があるようですし、そういう人生に真剣に取り組む姿勢というものが、シアワセの近道なのかもしれません。