あなたの才能をお金にかえる49の言葉/本田健

 

あなたの才能をお金にかえる49の言葉 (PHP文庫)
 

 

 本田健さんは、同時進行で様々なシリーズ本を出されていますが、この本は、PHP文庫で出されている「49」シリーズの最新作です。

 自分の才能を活用して充実した人生を送ろうというのは、本田健さんが作家デビュー当初から提唱されている概念で、手を変え品を変え、同様のテーマで語られていますが、その切り口を変えることで新たなトピックを提示し、見飽きた内容のはずなのに、新たな発見があります。

 「才能」というのは、実は自分では気づきにくいものだということを、再三著書の中で書かれているわけですが、この本の中で、自分が持っている「隠された才能」について、ミョーにこだわって丁寧にやってしまうこと、ということで紹介されています。

 例として、寿司職人の方が、握りずしを握るのに、カタチの美しさにこだわることについて、「面倒じゃないですか?」と聞いたところ、「面倒だけど、ちゃんとやらないとキモチ悪い」といったことをおっしゃられたということです。

 そういう「こだわり」を持ってやっているところに、「才能」があるんだな、ということで、自分の「こだわり」に注意してみてみませんか?