ポジティブの教科書/武田双雲

 

 

 テレビでも時折お見掛けする、書道家武田双雲さん著の自己啓発書です。

 テレビでの語り口を見ていると楽しそうなので、相当期待をしながら手に取ってみたのですが、その期待を上回るデキでした!

 ポジティブにせよ、ネガティブにせよ、我々の目の前で起こる事象に対して抱く感情というのは、あくまでもその人自身の受け取り方であって、極端な話、事故に遭って大ケガを負ったとしても、「ああ、死ななくてよかった…」という受け止め方もでき得る訳です。

 ということで、ポジティブというのは、ココロの持ち様次第ということなんですが、ポジティブシンキングというのは、「スキル」であって、日々の訓練次第で如何様にも身につけることが出来るものだということです。

 だから、イライラしたときや落ち込んだとき、不安になったときに、どういう風に考えるのか、ということがこの本の中で、いろんなシチュエーションで紹介されているのですが、自分が出来そうなことから日々取組を重ねて行くことで、根っからのポジティブ思考ができるようになるということを、勧められています。

 ただ、ムリは禁物なようで、これにもリバウンドはあるからなんだそうです。