媚びない人生/ジョン・キム

 

媚びない人生

媚びない人生

 

 

 日本の大学でも最先端を行くとされている、慶応義塾大学のメディア・コミュニケーション研究所で教鞭をとられているキムさんが、ご自身のゼミ生に対して、最終講義での「贈る言葉」をベースにした本です。

 特に、大学を卒業するころは、将来に対して漠然とした不安を持ってしまうと思うのですが、そういった「不安」を抱くということは、外側からの評価を気にすることに起因するということです。

 そうではなくて、自身の内面と向き合って、自分自身に絶対的な「基準」を作ることで、「漠然とした不安」から逃れて、自信を持って行動できるようになるということです。

 確かに、自身の向き合うということは、なかなかにツラいことで、寧ろ外側の枠組にハマることの方がラクかもしれません。

 でも、そうなると永遠に外側からの影響におびえ続けなくてはならなくなって、主導権を手放したカタチになるわけです。

 だから、自分らしく生きていくには、自分の「基準」に従って生きていくことだ、ということです。