この本も、浜口隆則さんの推薦図書なんで手に取ってみました。
タイトルを見て、最初の方を読んでいると、神田昌典さんの『非常識な成功法則』で取り上げられている「殿様バッタのセールス」のパクり?と思えますが、この本の真価は、タイトルにある「断る営業マン」にあるのではなさそうです。
「売れるしくみ」を作ることの重要性を説かれているのですが、ついつい多くの会社は「営業」という仕事に、かなり多くの機能をブッ込んでしまっていて、そのことが「売れない」ことの原因となっているようです。
石原さんは、「営業」の機能として、
・集客(見込客の発見)
・見込客のフォロー(見込客に興味を持ってもらう)
・販売
・顧客化(再販、紹介)
が含まれるということを指摘されていて、それぞれを「分業」している会社ほど営業成績がいいと言うことです。
しかも、集客や見込客フォローは集中的に行うことで、効率が高まり、後は「営業マン」が拾って歩くだけ、という状況にもできるようです。
くれぐれも、この本を読む方へ、前半だけで読むのをやめないでください!