寝不足でも結果を出す全技法/西多昌規

 

 

 以前、『「テンパらない」技術 (PHP文庫)』をこのブログで紹介した西多さんの著書なんですが、ご専門は睡眠医学ということで、こちらの方が「本職」での著作ということのようです。

 「寝不足でも」ということですが、やはり睡眠医学の専門家としては、充分な睡眠をとることが、パフォーマンスを向上させる上で不可欠だということを強調されてはいますが、とはいいながら、そうも言ってられないこともあるよね、ということで、アンカースリープという短時間でも充実した睡眠をとることができる方法論を紹介されています。

 アンカースリープというのは、3、4時間集中して眠る時間を確保し、前後に15分程度の仮眠を組み合わせることによって、短時間でも充実した睡眠をとるための手法で、いざというときに使ってください、ということです。

 ただ、やはり普段からしっかりと睡眠をとる習慣をつくることが、継続的にパフォーマンスを挙げる上では重要であり、そのための手法も、一日の時間ごとに紹介されていますので、参考として、手元に置いておきたい本ですね。