自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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明けましておめでとうございます。
今年も、このブログをよろしくお願いいたします。
新年、1冊目の本は
ちきりんさんの最新刊です。
前著の『マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』が、これまでこのブログで紹介した本の中でも3指に入るくらい素晴らしい本だと言いましたが、この本も劣らず素晴らしい本です!
『マーケット感覚を身につけよう』とその前に出版された『自分のアタマで考えよう』からのシリーズ物だということですが、今回のテーマは「生産性」です。
GDPでは世界的に高レベルな日本ですが、生産性の低さを指摘され続けながら、一向に向上させようという意気込みを感じられないまま、長時間労働を垂流した挙句、自死を選ぶ若い人まで出てきていて、そろそろインプットを増やすことでアウトプットを増やそうとする取組は限界に来ているようです。
そんな中で、日本の会社は生産性を上げるということについてネガティブな印象を持っていたと思われるフシがあって、むしろ生産性を上げることを避けていたような気がします。
というのも、ガンバって仕事をすればするだけ、新たな仕事が振ってくるということで、生産性を上げるインセンティブが働かなったということもあると思いますが、この本では生産性を上げることで、余裕を作り、人生を充実させることと、アウトプットの量的・質的向上を図ることを両立できる、ということを提唱されています。
しかもそれって、そんなに特別なことをしなくてはいけない訳でなく、ちょっとしたパラダイムシフトを積み重ねることによって実現できるということで、かなり勇気づけられます。
ただ、あれもこれも、という訳でなく、自分の人生を充実した上で重要なことにフォーカスして、そのためにやるべきことを取捨選択する、ということについてはマジメに考えないといけないところだと感じます。
ということで、昨年読んだ本の中で、ナンバーワンだった本を、一年の初めに紹介します。