
竹田和平の強運学―日本一の投資家が明かす成功への7つの黄金則
- 作者: 田中勝博
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2004/07/02
- メディア: 単行本
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「たまごボーロ」で知られる竹田製菓の経営者であり、“日本一の投資家”としても知られる“平成の花咲爺”竹田和平さんが語る「強運」です。
この本では、竹田さんの経営者としての側面、投資家としての側面、そして“旦那”としての側面から語られますが、ご自身は“旦那”に一番思い入れがあるのか、語られる内容の“厚み”も“熱さ”も一番な気がします。
経営者としては、目先の利益にとらわれるのではなく、長い目で見てお客さんから信頼してもらえるような方向性を勧めておられて、ご自身もお菓子の原材料の質の高さにこだわっておられたということです。
投資家としては、経営者としてのスタンスと被る部分もあるのですが、淡々と誠実に商売をしている企業を“応援”するというスタンスをお持ちのようで、どちらかというと「持ち続ける」スタイルのようです。
で、“旦那”としての側面なんですが、投資家としてのスタンスに表れているように、“応援”というか、心底困っている人を助けることの意義というものを強調されていて、国の租税政策のせいか、そういう人たちが少なくなってきていることを嘆かれています。
こう見てみると、経営者としても投資家としても“旦那”としてもスタンスにブレがないですよね。
そういうところが、“成功者”たる所以なんでしょうかね…