女子と就活/白河桃子+常見陽平

 

 

 「婚活」の白河さんと「自分探し」の常見さんがタッグを組んで女子の「就活」について語ります。

 白河さんがこれまでの「婚活」関連の著書で散々おっしゃってこられたように、最早専業主婦になるというのは幻想で、これから就活をしようとする女子学生の方々
にとって、かつての腰掛的な就職と言うのはありえない、ということをしっかりとアタマに置いておかないといけないということを強調されます。

 その上で、ご自身は子供を持たないままとなった白河さんご自身が、多少の後悔も込めて、仕事も結婚も子供を持つことのすべてを含めて、これからの女性の「幸せ」があるということで、如何にしてこれらをすべて十全に享受できるようにするのか、ということについて、ある意味男性よりもずっと戦略的に就活に取り組んで行く必要があるのか、ということを語られます。

 その中で印象的だったのが、女性にとって「働きやすい」企業を選ぶ必要がある、というのは議論のない部分だと思うのですが、その「働きやすい」という部分が、バリキャリ志向の方だったら、産休のブランクがあってもハンディが無いようにバリバリ出世できるように働けるということを考えるでしょうし、逆に出産後、ある時期までは子育てをメインに考えたいということであれば、時短勤務などを重視されるでしょうし…ということで、社会全体として、それぞれのニーズに見合った働き方ができるような状況が実現するように、もっともっと環境を整備していく必要があるんだということのようです。