昨日に引き続き、沢木さんによる現代を生きる女性の「リアル」です。
昨年は「ゲス不倫」が頻繁に取りざたされましたが、Facebookを筆頭にSNSの普及で、かなりフツーの主婦にとっても不倫のハードルが下がるということもあり、この本で取り上げられる女性たちに、不倫と言うコトバの従来のイメージが持つ暗さはありません。
「稼ぐ女」だったり「キレイな女」だったり、どちらかというとフツーよりもアドバンテージがある女性たちが取り上げられています。
この方々、いろんな意味で貪欲であり、その中に性的なモノも含まれるということなのですが、そういう風潮の背景には、不倫がバレたからと言って、それが離婚に直結するわけでもなく、離婚したからと言って、経済的に困るという人が減っていて、寧ろ男性の方が婚姻状態に固執する傾向すらあるようです。
まあ、昨今の女性の方々のタクマシさには、驚くばかりです。