99%の会社はいらない/堀江貴文

 

 

 堀江さんの仕事論なんですが、そもそも何のために働くのか?と言う部分から問い直したら、こういう考え方もアリかなあ、と今回の本は考えさせられます。

 堀江さんの本って、そりゃフツーの人にはムリ!としか思えない内容が多かったのですが、そもそも何のために働くか?と根源論を言うと、シアワセになるため…ということだと思うのですが、多くの会社はそういう風には機能していないのは間違いのないところでしょう。

 じゃあ、どうやったら楽しく働けるのか、ということなのですが、まず、堀江さんは「会社で働いていたら、ムリ!」と身も蓋もないことをおっしゃいます。(まあ、否定しがたいところですが…)

 現時点で考えられるのは、堀江さん自身が主催されていることも一例なのですが、クラウドファンディングに応募される案件なんかも、その一例なのかもしれないのですが、これ何か楽しそう!と思えることに、オレも一枚咬ませて!みたいな形態が考えられるんじゃないかな、ということのようですが、そうなると旧来的な会社形態では、ほとんど対応できるところがなさそうです。

 ある程度の規模の事業は会社形態じゃないと対応できないんじゃないか、と多くの日本人は思っていたのですが、どうやらそうじゃない形態もあるんじゃないか、ということを意識させたということで、かなりこの本の持つ意義は大きいナじゃないか、と思います。