おゆとりさま消費/牛窪恵

 

 

 若年層の消費行動に精通したマーケティング・ライターである牛窪さんの「おゆとりさま」と呼ばれる世代の消費行動に関する本です。

 「おゆとりさま」って言い方をワタクシ、知らなかったのですが、いわゆる「ゆとり教育」世代で、不況に育ちながらも、親がバブル世代であるために、堅実でありながらもブランドにも興味があり、バランスの取れた消費行動をするようです。

 先日紹介した牛窪さんの著書で取り上げられていたプチパラにも通じるところがあり、親と仲が良く、親に乗っかった消費も上手で、ブランドモノなどの高価なものは上手に親におねだりし、自腹では身の丈に合ったコスパのよいモノを好むというチャッカリした側面があるということです。

 基本的にあまり進んでおカネを使わないようですが、仲間とのコミュニケーションに役立つことについては積極的におカネを使うところがあるようで、マーケティング的にはそういうところを刺激して、需要を喚起するようです。

 ちなみにこの本は2010年出版なので、今なお有効なのかは不明ですが…