「マイルドヤンキー」「さとり世代」など若年層の消費行動をキャッチーなキーワードを駆使して紹介してこられた原田さんと、青学の駅伝部を強豪に押し上げた原監督との「ゆとり世代」を如何にして能力を引き出すかということについての対談です。
原田さん自身も、ご自身が主宰する若者研究所において、学生とともに作業をされることが多いということで、若い人たちの接する機会も多いということで、原監督との対談に同調するところが多くて、予定調和的でオモシロくなかったんじゃないかといったことを冒頭でおっしゃっていますが、その年代に接することの少ないモノとしては十分に興味深い内容でした。
イマイチ覇気がなくて、何を考えているかよくわからないとオジさんたちは言いますが、まあいつの時代もそう言うのはオジさんたちの世の常であるワケで、若い人が気に病む必要はまるでないのですが、原監督によると、“個”を尊重することで、大きなチカラを発揮する傾向があるようです。
割とメディアに対しては、おちゃらけたことを言っていることが多いのですが、学生に対してはキビシイところは、かなりキビシイようなのですが、ちゃんと学生を個人として重んじているからこそ、あれだけのチカラを引き出せているんだろうな、という感じです。