サッカーおくのほそ道/宇都宮徹壱

 

サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ

サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ

 

 

 ニッチなサッカーネタを題材にすることで知られる宇都宮さんがJFLを中心に日本のサッカーのアマチュアとプロの垣根を行き来した本です。

 もともとJFLはこれからJリーグを目指そうというクラブと、アマチュアのままのチームが混在したリーグたっだのですが、この本の一連の取材中にJ3ができることになり、そのことによる影響も取り上げられます。

 そういう多様なチームが存在することに、この国のサッカー文化も豊かになったもんだなぁ…と思うのですが、宇都宮さんによると“まだまだ”みたいで、ヨーロッパ、特にドイツのように、ほとんどの街にサッカークラブがあるというような環境になれば…ということで、終章で宇都宮さんの自宅近くに横河武蔵野FCが改組して東京武蔵野シティFCとなって地域密着となったことのシアワセをつづられます。

 まあ、サッカーだけじゃないんですが、身近にスポーツを感じられる環境があることって、シアワセですよね…