2017年の箱根駅伝で、2016-17シーズンの大学駅伝3冠と箱根の3連覇を達成した青学大・原監督が2連覇後に書かれた本です。
初優勝後、ハデにメディアに登場し、歯に衣着せぬコメントも目立ったため、かなりのバッシングを浴びたことも告白されていますが、それも“大義”のためにしていることだから全く気にしていないとおっしゃいます。
その“大義”と言うのが、マラソンひいては陸上競技をサッカーや野球と同等のメジャーな競技にしたいということだそうです。
そのためには旧来の陸上競技、特に長距離界における“修行僧”とも言われるストイックな姿勢ではなく、もっと楽しそうで、子供たちがやってみたいと思わせるようなモノにしたいということで、楽しさを前面に押し出したアプローチにしているということです。
楽しそうに見えるからと言って、ナアナアなワケではなく、締めるべきところは相当キビシクされていることは、初優勝後に出版された一連の著書でも触れられている通りです。
さらなる“大義”としてはマラソンの振興ということで、リオ五輪では400mリレーで銀メダルを取ったのに対し、マラソンの惨敗ということもあり、ここを東京五輪でなんとかしなければという想いがあるようです。
チャラいフリしてアツい…カッコいいですよね!?