田原さんとホリエモンって異色の組合せって感じがするんですが、かなり以前から親交があって、堀江さんがオツトメをされていた時も変わらぬ信頼を寄せていた仲だということです。
過激なタイトルで、著者の並びは田原さんが先になっていますが、発想自体はほとんどホリエモンから出てきています。(まあ、田原さんの引き出し方がウマいという見方
もできなくはないですが…)
堀江さんはリアルに国家が無くても成り立っていくんじゃないかということを考えておられるということで、グローバル化が進んだ現状においては、リバリタリアリズムの考えを押し進めて行くと十分可能なんじゃないかということです。
貨幣の発行にしてもビットコインはひと頃運営の怪しさが取り沙汰されてはいましたが、例えばモンゴルなんかだと自国の発行した通貨よりも米ドルの方が流通しているように、結局は如何に信用されるかにかかっているわけであって、それがビットコインでもよくなるかもしれない訳です。
その他保険制度や国防、警察などの国家が現在担っている役割を代替的に担える手法について紹介されます。
いつもホリエモンの言っていることって、理解はできてもついていけないと思うことが多かったのですが、今回は多分今まで読んだ本の中で一番ブッ飛んだ内容なはずなのに、なんとなくあり得るかも…と思えて、オカシナ気がしています。