しなやかな日本列島の作り方/藻谷浩介

 

藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

 

 

 先日藻谷さんの『観光立国の正体 』を紹介しましたが、この本で山田さんと対談したのがきっかけだということだったので、手に取ってみました。

 この本では危機に瀕している

  ・商店街
  ・限界集落
  ・観光地
  ・農業
  ・医療
  ・赤字鉄道
  ・ニュータウン

といったテーマごとに、地道に有益な活動をされているエキスパートの方々と対談されています。

 モチロンそれぞれの分野において、公的になんらかの対策が講じられてはいるのですが、通り一遍のおざなりな施策が却って“空洞化”を助長していたりと、マイナスの影響を及ぼしている場合が多いということです。

 そういうことについて、画一的におカネをつぎ込んだら、それでいいんでしょ、ということではなくて、ちゃんと実情を見極めた上で施策を講じるべきなのに、“効率主義”的な対応で、結局は効果が出ずにおカネをドブに捨てることになるのはどうなんでしょうか…

 せめてこういう人たちに話を聞いてからやったらいいのにねぇ…