ママっ子男子とバブルママ/原田曜平

 

ママっ子男子とバブルママ (PHP新書)

ママっ子男子とバブルママ (PHP新書)

 

 

 原田さんの本が続きます。
 
 先日紹介した原田さんの『さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち (角川oneテーマ21)』や「さとり(ゆとり)世代」を取り上げた牛窪恵さんの著書でも指摘されていましたが、この世代の人たちって、家族と仲がいい人が多いというのが特徴だと言われます。
 
 「さとり世代」の中でも特に母親と仲がいい男子を「ママっ子男子」と言うそうなのですが、「ママっ子男子」の中には、母親と一緒に旅行に行ったり、一緒に服を買いに行ったり、セックスのことも含めて恋バナをする人もいるようで、母親の話を出すだけで「マザコン」扱いされるがために、不必要に母親と距離をおいた男子が多かったワタクシたちの世代からすると、宇宙人の話を聞いているような気すらします。

 でもだからといって、「マザコン」のように母親に依存しているワケではなく、母親も子離れができていないワケではなく、フラットで対等な関係でいながら仲がいいということのようです。

 「さとり世代」の母親はバブル世代に当たる人が多いということで、割と華やかで気が若い人が多いようで、「ママっ子男子」にとって、ファッションだったり恋愛だったりのアドバイザー的に求めているところがあるようです。

 まあ、やたらと反抗するよりは、よっぽどいいことですよね…