「知の怪人」佐藤優さんが、小沢一郎氏の元秘書で政治家の石川知裕さんと「逆境」を語ります。
ともに鈴木宗男氏に近かった時期があり、かつ片や小沢氏、片や鈴木氏を逮捕するための国策捜査における「階段」として有罪判決を受けたということもあって、石川さんが佐藤さんにアドバイスを求める関係にあったとのことです。
ということで「逆境」を語るのにこれほどふさわしい取り合わせも珍しいという気もしますが、結構石川さんの方は精神的に追い詰められて、うつ直前まで行ったこともしばしばあったということですが、佐藤さんのサポートで持ちこたえたこともあったようです。
「逆境を乗り越える」とありますが、いざ「逆境」が来た時にどうするかということを予め想定しておいて、そういう「逆境」を防ぐ為にやっておくこと、「逆境」が来ても対応できるように準備しておくこと、「逆境」の最中に置かれてもできるだけダメージを少なくなるように対処できるようにしておくことといった段階ごとの対応を意識しておくことで、実際に対応を行うにあたっても、対処する際の精神面においても、メリットが多いようです。
特に気になったのが、昨今日本人の思考力が低下していると指摘されていることで、だからこそポピュリズムが蔓延していることや、インパクトのあるコトバに流されてしまうのでしょうけど、思考力を鍛えるために、少しホネのある本を読んでおくことが重要なようです。