山手線に新駅ができる本当の理由/市川宏雄

 

山手線に新駅ができる本当の理由 (メディアファクトリー新書)

山手線に新駅ができる本当の理由 (メディアファクトリー新書)

 

 

 昨年、2020年に品川-田町間に山手線30番目の駅ができることが正式決定したという報道がありましたが、この本はその経緯とインパクトに関する内容となっています。

 ワタクシ実は、日々通勤でここを通っているのですが、確かに駅間距離は長いものの、何でこんなところに…停車駅が増えて煩わしい…と言うのが正直なところでした。

 しかし、この本でとてつもない構想を知ることになりました。

 この本の著者は都市政策の専門家なのですが、そもそも駅ができる理由と言うのが7つばかりの類型に分けることができるようなのですが、今回の新駅はそういう既成の概念を飛び越えたところにあるようです。

 報道でも、新駅に一大モールの導入を想定していることが触れられていましたが、国や都もこの構想に参画していて、ここを一大グローバルビジネス拠点にしようという構想があるようです。

 羽田からごく近い品川にそういう拠点を作ることで、シンガポールや香港、上海などアジアのビジネス拠点に対抗して以降という構想で、リニアの基点となることも含めて、日本中の人の流れが一変するほどインパクトのあるプロジェクトらしく、ワクワクしながらアッという間に読了してしまいました…今から待ち遠しいですね!