タイトルには「やさしさ」過剰とありますが、その「過剰」の部分ってホントにやさしさ?って言うのがこの本の趣旨のようです。
というのも表面的に「やさしく」振る舞って無難に過ごすことで自分が傷つかなかったり、メンドーなことに巻き込まれることが無いようにすると言う人が少なくないからだそうです。
ホントに相手のことを思っていれば、注意や警告をすべきところを、相手と気まずくなりたくないということでテキトーなコトバでお茶を濁したりすることを「やさしさ」と勘違いしていることが話し手聞き手の双方にあるようで、そういうウワベだけの関係が蔓延してしまっているようです。
必ずしもディープにまじりあう必要はないのかも知れませんが、自分がホントに大事だと思っている相手…例えば家族だったり親友だったり…に、ウワベだけの心地よさで取り繕うのは、長い目で見るとマイナスになるんじゃないかということをよく考えるべきなんじゃないかということを考えさせられました。