ピーター流外国語習得術/ピーター・フランクル

 

ピーター流外国語習得術 (岩波ジュニア新書)

ピーター流外国語習得術 (岩波ジュニア新書)

 

 

 かつてよくメディアにも登場されていたハンガリー出身の数学者兼大道芸人ピーター・フランクルさんの著書です。

 ピーターさんは専門である数学の講義ができる程度に扱える外国語が11ヵ国語、そこまでいかないまでもそれなりに使えるインドネシア語を含めると12ヵ国語を話すことができるということで、そのノウハウを紹介されます。

 と言っても具体的な方法論というよりも、取組む姿勢みたいなところを語られています。

 方針として1つの言語を身に付けるためには、ある程度の短期間に集中的に取組むようにすることが重要なようです。

 その際にも「楽しんで」取組むことが上達の秘訣のようで、ピーターさんの場合には美女がモチベーションの重要なファクターだったということで、やっぱり恋愛って、コトバを習得する上で、かなり大きな位置を占めるんだなぁということを改めて認識した次第です。

 日本人がなかなか外国語を習得できないのは、どうしても外国語を「お勉強」として捉えてしまうことがあり、楽しんで身に付けようということが広まって行けば、もうちょっとマシになるんじゃないかな、という気はするのですが…