ムダにならない勉強法/樺沢紫苑

 

ムダにならない勉強法

ムダにならない勉強法

 

 

 『読んだら忘れない読書術』『覚えない記憶術』と来て、この本で3部作完結ということになるのでしょうか…総合的にインプットしらモノを自分の血肉として活用できる「知識」とするための勉強法を紹介されます。

 『覚えない記憶術』でも覚えたモノをアウトプットすることで記憶を定着させることをススメられていましたが、この本ではもう一歩進んでそれを「使える」モノとするために、自分のアタマの中で情報を整理するための手段としてアウトプットの活用を紹介されています。

 学習したことを復唱することから、1対1で人に教える、セミナーの講師をする、最終的には本を書くことまで紹介されています。

 アウトプットで本を書くというのもトッピな気がするかも知れませんが、ワタクシ自身も英語学習法に関する本を書いて自分がやってきた英語学習法を体系的に辿ることができたという経験もあり、深くナットクでした。

 いずれにせよ、読みっぱなし、インプットしっ放しじゃ、やっていないのと同じことだ!と結構キビシイことをおっしゃっていますが、それだけ「使える知識」を身につけるのはキビシイことなんでしょうね…