ズルい食品ヤバい外食/河岸宏和

 

知らないと危ない! ズルい食品 ヤバい外食

知らないと危ない! ズルい食品 ヤバい外食

 

 

 食の安全を啓発し続ける河岸さんの著書です。

 今回はスーパーと外食両方が取り上げられており、これ1冊買えば基本的な安全対策ができそうです。

 まあ、書いてあることは既刊本の内容とそんなに変わりませんが、最近の著書では、よく対応できているお店だけでなく、ダメな店の実名を出すようになってきていて、大丈夫ですか?と思うのですが、読者としては大変ありがたいところです…くれぐれも夜道には気をつけてください。

 相変わらず誤解されがちなコンビニの食品管理を高く評価されているのですが、あの流通システムは食の安全に関する各種施策をも可能にしていたんですね。

 あとは食品添加物について今回結構詳しく触れられているのですが、添加物には大きく分けて「美味しく食べるのに役立つ」モノと「店が設けるのに便利」なモノの2つがあって、添加物だからといって毛嫌いするんじゃなくて、分けて考えることをススメられています。

 また同じく日本人がこだわりがちな国産の食品なのですが、野菜なんかだと、実は輸入品の方が厳格に検査されているところもあって、必ずしも輸入品がダメというワケでもないようです。

 特に小さいお子さんの居られる過程ではこういう本を読んで、基本的な安全対策を振り返っておきたいところですね。