人生が変わる最高の教科書「論語」/小宮一慶

 

人生が変わる最高の教科書 論語

人生が変わる最高の教科書 論語

 

 

 ものすごく久しぶりに小宮さんの本を紹介します。

 ずっと以前に明治の元勲で日本経済の基盤を作ったと言われる渋沢栄一の『論語と算盤』で経済と倫理の両立について取り上げられていることを紹介しましたが、意外と『論語』って道徳倫理のことだけではなく、自己啓発的な側面もあるんだということをこの本で紹介されています。

 言ってみれば小宮さんが自己啓発本でこれまで書かれてきたことを『論語』の内容をトリガーにして、更には著名なビジネス書の記述などともリンクさせて語られるという感じです。

 だから『論語』って身構えないで、フツーに小宮さんの自己啓発本を通して『論語』を知ると言った感じでいいんじゃないかと思います。

 そんな中で再三、ちょっと成功したからといって自足するのではなく、謙虚にさらなる高みを目指すとか、さらに自分の世界を深耕するとか、そういう姿勢で臨むことをススメられています。

 そういう自分を高めるといった姿勢が遥か2500年も前からあったんだなぁと思うと感慨深いですね。