英語がほとんど話せない人でも1カ月でそこそこ話せるようになる本/山西治男

 

  英語と日本語の構造の差に着目して「3つの箱」 英語と日本語の構造の差に着目して「3つの箱」というツールを駆使して、その「差」を克服しようと言う英会話習得本です。


 「3つの箱」というのが、

  1.誰が

  2.どうする

  3.何を
ということで、主語、動詞、それ以外を意識して文を組み立てるトレーニングを短い文から始めて徐々に長くしていくことで、ある程度話せるようにしようというコンセプトです。


 主語の部分のエピソードはちょっと極端で、盛り過ぎ感が否めないのですが、動詞の部分のエピソードについては、日本語と違い主語を明確にすることからくる動詞のニュアンスの違いについてトライアル&エラーを繰り返すことで身に付けていこうというのは、いい姿勢だと思います。


 ちょっと例示に極端なところもあり、イラスト満載でカルい印象を受けガチですが、こういうトレーニングを淡々とこなすことで、十分コミュニケーションスキルを身に付けることができるはずです。