テレビじゃ言えない/ビートたけし

 

テレビじゃ言えない (小学館新書)

テレビじゃ言えない (小学館新書)

 

 

 ビートたけしさんの“大放言”本です。

 ビートたけしさんと言えば、歯に衣着せぬ“暴言”で知られますが、それでもテレビでは、録画ではアブナイ発言がカットされたり、生放送だと周りがウマく話を逸らしたりと、無難な方向へ行こうとしていることに警鐘を鳴らされています。

 また不倫報道とかでやたらとバッシングする傾向について、日本社会全体が不寛容となっていることについても危機感を示されています。

 大放言もあって楽しみながら読めるのですが、日本の社会への鋭い問題提起もあって、なかなかに“深い”本です。