毎日新聞の記者で5年に渡り中国で駐在されていた方が書かれた 毎日新聞の記者で5年に渡り中国で駐在されていた方が書かれた中国の“現状”です。
中国人の日本人に対する態度として、
・かつて中国を侵略した仇敵への恨み
・いち早く経済的・文化的に成功を収めた先進性への憧憬
といった2つの感情で揺れ動いているということを指摘されます。
ただそういう憧憬の感情に対して、当局としては“反日”の感情を助長するような政策を取られていて、尖閣諸島を国有化した際の反日デモが“官製”であったことを紹介されています。
お互いに潜在的には相手のことを尊重しつつ、公的な立場としては、相手への反発を強いられるといったような側面があって、何かを解きほぐすと、共に手を携えて進化していける可能性があるのに…といったことで、隔靴搔痒の感を抱いているようすが伺えます。
そこまで単純じゃないんじゃないの!?という気もしますが、仕事で中国の人と関わることの多かったワタクシとしては、何とかそういう進化があればいいなぁ、と思うのですが…