医者が教える食事術/牧田善二

 

医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68
 

 

 糖尿病の治療を専門とされているお医者さんが紹介する“食事術”です。

 従来は食事の評価を摂取カロリーで語ることが多かったと思うのですが、それを指標としてダイエットをしたことがある人は思い当たるフシがあると思うのですが、どこか釈然としないところが多かったのではないでしょうか!?

 牧田さんは食事が原因で生じる問題の多くは糖質の過剰摂取が起因となっていると指摘されます。

 そこで一日の糖質の摂取量を70~120mgにすることで、太りにくかったり、老化を防げたりするようです。

 特に缶コーヒーを「悪魔の飲み物」とおっしゃっておられており、ゼッタイに避けるべきだということです。

 またご飯や麺類の摂取においても、その方法に注意すべきだということや、一日の3食の摂取量の割合を、朝昼晩それぞれ“3:5:2”程度にするように推薦されるなど、色々なコツを紹介されています。

 結構今までの“常識”と真っ向から対立する内容が多いので、戸惑ったり反発したりする向きもあるでしょうが、ミョーな健康食品を売りつけようとするダイエット本より、ずっと真っ当な内容ですので、参考にする価値はアリだと思います。