7ヵ国語をモノにした人の勉強法/橋本陽介

 

7カ国語をモノにした人の勉強法 (祥伝社新書331)

7カ国語をモノにした人の勉強法 (祥伝社新書331)

 

 

 以前、『使える語学力 7カ国語をモノにした実践法(祥伝社新書) (祥伝社新書 426)』を紹介した、タイトル通り7ヵ国語を習得した方が紹介する語学の修得法です。

 橋本さんによると、語学を習得するためには“概念”と“音声”を結びつけることが必要だということをおっしゃっているのですが、よく言われるように日本の語学教育では音声の部分がないがしろにされがちです。

 しかもある言語を理解するのに日本語を介在させることが多いのですが、それがさらにある言語を理解することを難しくしている側面があるとおっしゃいます。

 というのもその言語にピッタリ一致する日本語があるとは限らないということで、ムリに日本語を当てはめようとすると誤解の元になるようです。

 ということで、ある言語をイメージとして理解することが語学の修得の近道であるということと、実は複数の言語を習得することが語学のマスターに役立つということで、ご自身の多重言語の修得の様子を紹介されています。

 そんなの自分にはムリ!って話だけ聞くと思いがちですが、この本を読んでたら、ヒョッとしてワタクシでも…と思わされること請け合いです。