メディアにもしばしば登場する美貌の脳科学・中野さんが「いじめ」を脳科学的に語られます。
SNSなどのツールの普及を受けて、一段と深刻の度合を増すいじめですが、中野さんによると、そもそも動物の進化論的な観点から見ても、集団で生活する以上、いじめは根源的に付きまとうモノであり、根絶することは不可能だとおっしゃいます。
というのも集団での生活において、集団の和を乱すモノへの制裁といいう意味合いでのいじめは集団生活の維持には、ある意味不可欠なモノであり、特に集団への同調圧力が高い日本社会においてはいじめが発生しやすい環境にあるようです。
だからキレイごとレベルでいじめを根絶しようとして、周囲の人と仲良く…なんてやってしまとう却って事態を深刻化させてしまいかねないようで、中野さんは「60%の間柄」を推奨されます。
といってもそういうオトナのふるまいを子供たちに求めるのもムリがあって、何とか個性を尊重するような風潮になることがいじめを軽減する効果があるようです。
もともと日本の学校というのは、軍隊に範をとった部分もあり、そういうところから脱却することを真剣に考えるべき時期に来ているのかもしれません。