池上彰の憲法入門

 

池上彰の憲法入門 (ちくまプリマ―新書)
 

 

 こちらも先日紹介した佐藤優さんの対談本の『小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける―これだけは知っておきたい70のポイント』の推薦図書として挙げられていたので手に取ってみました。

 その本の中で佐藤優さんがこの本に関して、込み入った内容のことを、その意味するところを寸分も損なわずに、小学生にでもわかるように説明することができる池上さんの真骨頂だといった意味のコトバで絶賛されていたのですが、正にその通りの印象です。

 元々小中学生に向けて書かれた憲法に関する本を安倍政権の憲法改正への目論見が露わとなたことを受けて、大幅な改定を加えて再度出版されることとなったそうです。

 そもそも憲法というモノの性質から、日本国憲法の成立ち、条文ごとの解説を踏まえて、昨今議論を呼んでいる憲法に関わるトピックなどを解説されます。
 
 その後、憲法改正に関する論議について語られるワケですが、子どもに素朴に聞かれたら、絶対アウアウしてしまう9条と自衛隊の問題も、多少のレトリックはあるにせよ、かなりプレーンな議論を展開されていて、かなりナットク感が高いです。

 こういう風な基本的なところから憲法を振り返ることは昨今かなり重要度が高いことなのかも知れませんよ。

 

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