橘玲さんが監訳をされているということで手に取ってみました。
監訳者序文で書かれているのですが、これまで数々の“成功本”が出版されていますが、橘さんによると、ほとんどの本は
1.成功者の個人的な経験に基づいたもの
2.歴史や哲学などに基づいたもの
に分類されるということで、かついずれも、この通りにやれば成功するという証拠(エビデンス)がないということです。
この本では、様々な“成功法則”について、実際の実例を当てはめて考えて、その有効性を検証しよというものです。
グリッドだったり、ギブの法則だったり、引き寄せの法則だったり、これまでこのブログで紹介してきた様々な“成功法則”が取り上げられており、それぞれがどういう場合に有効で、どういう場合は役に立たないかということを様々なケースを当てはめて検証されています。
モチロン、それを経験した人がいたはず(ウソを書いていないとすれば、なんですが…(笑))なので何らかの条件の下には実現するはずなのですが、かなりレアな“成功法則”も少なからずあるようですね…
最後に解説で再び橘さんが登場して、日本ではまだまだですが、自己啓発本の先進国であるアメリカでは、多くの本がこういったエビデンスに基づくモノだということで、このジャンルに新たな地平が開けていくのでしょうか!?