マキタスポーツさんって、ワタクシにとってはNumberで時折オモシロいエッセイを書いている方という印象なのですが、芸人でもあり、ミュージシャンでもあるんですね!?
過激なタイトルですが、J-POPに限らずほとんどの音楽に“型”がありさらにはヒットしやすいパターンまであり、そういった“型”の構造を解きほぐしておられます。
“サビ”というコトバは今や音楽に関心のある人ならほとんどの人が馴染みがあると思うのですが、それも“型”の一部であり、Aメロ→Bメロと来て、サビで盛り上げるというのは多くの曲が踏襲しているパターンですよね!?
その他、CDが売れなくなったということに言及されているのですが、その中でも売れ続けている、アイドル、ジャニーズ、アニメ、ビジュアルについて触れられていて、意外や意外、音楽的にはアイドルやジャニーズがかなりの冒険をしているということで、ジャニーズのブラックミュージックへの傾倒、ももクロの曲の構成の斬新さなどを指摘されています。
一見軽いタッチの文体ですが、題材への切り口と言い、語り口といい、なかなか読ませてくれる本でした。