逃げ出す勇気/ゆうきゆう

 

逃げ出す勇気 自分で自分を傷つけてしまう前に (角川新書)

逃げ出す勇気 自分で自分を傷つけてしまう前に (角川新書)

 

 

 精神科医でありながら漫画原作者でもあるという方の著書です。

 日本では「逃げ出す」ということはネガティブに捉えられて、耐え抜くことが美徳とされがちですが、やっぱりツラいことばかり続くとココロが折れてしまうのは弱いからというワケではなく言ってみれば当然のことであり、ツラい状態が続けば「逃げ出す」という勇気を持つことも重要なんだとおっしゃいます。

 あまりにツラい状況が続けば、完全に撤退することもモチロンアリなんですが、そこまで行かなくても、ずっとずっとその状態で向き合い続けるのではなく、ちょっと視線を逸らしてみるとか、見方を変えてみるとか、ココロが折れる前にやっておいたらいいことがたくさん紹介されています。

 やたらと精神論ばかりを振りかざすのではなく、やっぱり臨機応変の対応って重要なんですよねぇ…