定年からの旅行術/加藤仁

 

定年からの旅行術 (講談社現代新書)

定年からの旅行術 (講談社現代新書)

 

 

 昨日に引き続き加藤さんのリタイア本なのですが、今回はその中でも定年後の旅行に特化した内容の本です。

 前作と同じようにリタイア後の人たちへのインタビューで構成された本なのですが、その内容が“旅行”にフォーカスされているということです。

 定年後の生活を充実させるための有力な手段の一つとして旅行があるのは皆さんわかっていることだと思うのですが、結構おカネがかかるのでそうそう頻繁には出掛けられないというのがあるのですが、そんな中でも皆さん色々なカタチで旅行を楽しまれているんだなあ、というのが印象的です。

 この本の中でも海外に出かけるということもとりあげられてはいるのですが、JICAの青年海外協力隊だったり、事業での出張だったりとかで、あまり豪華絢爛な海外旅行は取り上げられていません。

 あとは日帰り旅行でも結構な充実感があるんですよ、ということや、壮絶な徒歩での旅行など、おカネをそんなにかけずに充実をさせることもできるんだな、と思います。

 ワタクシを含めて男性陣がキモに銘じておかなくてはならないのが、定年後の旅行において奥さんに依存しすぎないというのがあって、ダンナさんにとっては楽しみである旅行もダンナさんの奥さんへの依存度が高いと、奥さんの方は次第に消耗して行って、そのうちイヤになってしまい長続きしないということです。

 いろいろと創意工夫を凝らして、エキサイティングな定年後の旅行にしたいものですね!?