妻のトリセツ/黒川伊保子

 

妻のトリセツ (講談社+α新書)

妻のトリセツ (講談社+α新書)

 

 

 以前『女の機嫌の直し方 (インターナショナル新書)』を紹介した黒川さんの編著が出ていたのを見つけたので手に取ってみました。

 既婚者の人は、悪気なくに奥さんの“地雷”を踏んでしまった経験のある人がほとんどだと思いますが、できる限りそういう事態を前もって防げるように、ダンナさんに提供するトリセツだということです。

 『女の機嫌の直し方』でも取り上げておられましたが、悪気なく“地雷”を踏んでしまうのは男女間の発想の差に基づくもので、男性が問題解決志向であるのに対し、女性は共感志向だということで、普段は冷静にその際を受け止めているのですが、ある臨界点を超えたところで、何気ないコトバにキレてしまうということです。

 だからそういうことを防ぐためにも、そういう共感志向を十分に踏まえた上での対応を心掛けることで“爆発”が遠ざかるということです。

 こんなことを言うと、「だからオンナはメンドクサイ!」みたいなことをいってしまうダンナさまもいるかと思いますが、やはりそこはお互いの思いやりであり、相手を想って尽くすことでいい関係を築くというだけでなく、「お酒飲み過ぎじゃない!?」なんて小言をいうというカタチで、奥さまは本能でダンナさまを守ってくれてるということなので、そこは感謝で応えなくっちゃ、でしょ!?

 ただあとがきで、時にはキレさせてあげて、それを受け止めるということも良いダンナさまの条件の1つだともおっしゃられており、時々はガス抜きもしてあげましょう!