82歳にしてiPhoneのゲームアプリを開発したということでメディアに取り上げられた方が書かれた“老後”論です。
この方、銀行勤務からリタイアされた後、すがすがしいほどにいろんなことにチャレンジされているのですが、そういうそういう取り組みの一環としてゲームアプリの開発にも取り組んだということです。
そういう姿勢について若宮さんは「好奇心は歳をとらない」とおっしゃっているのですが、それを読んだ時ワタクシ自身はホンマに!?と疑問に感じたのですが、高齢者が新しいことに取組むことに億劫になるのは、どうしてもこれまでの人生で取組んできたことをうまくやり遂げようとしてきたクセが抜けなくて、失敗したときのことを恐れて取り組まないという側面があるようです。
でもリタイアしてから自分の愉しみのために取組むことなんて誰が見ているワケじゃないので、どんどん取り組んで、楽しけりゃ続けりゃいいんじゃない!?と軽やかに取り組む姿勢がまぶしく思えます。
こういう高齢のシロウトの方、特に女性が書かれるモノはひとりよがりで脈絡のない書き方をされて読めたモノじゃないことが多いのですが、この本はかなり秩序だった書きっぷりなのもそうなのですが、彼女の放つエネルギーの眩さに、イッキに読まされてしまいます。
鬱々とした老後を送られている方は、一読されてみては如何でしょうか!?