60歳からの勉強法/和田秀樹

 

 

 昨日に引き続き精神科医である和田さんの本なのですが、今日は本業のおハナシではなく、著作では数多く手掛けられている自己啓発系の内容になります。

 副題に「勉強しない勉強のすすめ」とありますが、日本人特に年配の人は“勉強”というと資格のためだったりとか学校へ行ったりとか特定の目的を持った上での取組が多いと思うのですが、この本で勧められているのは思考力の強化を目的としたモノで、そのための考え方とトレーニングの内容が紹介されています。

 なぜ60歳から“思考力の強化”なのかというと、ひとえにリタイア後の生活を充実させるためなのですが、おそらく思考力を強化していくことで好奇心の衰えも防ぐことができ、ボケの防止にもつながるんだろうなと思います。

 方法論的には「思考とアウトプット」をセットで捉えることで、より実践的な思考力を養っていくということで、そういう活動的な姿勢を保つことで相乗的な効果が期待できるんでしょうね!?