「徴用工」の悪心/シンシアリー

 

「徴用工」の悪心 (扶桑社新書)

「徴用工」の悪心 (扶桑社新書)

 

 

 『韓国人による○韓論』のシンシアリーさんの著書なんですが、とうとう『○韓論』のネタが尽きてしまったからなのか、シンシアリーさん自身が日本への帰化申請で韓国人でなくなってしまったからなのか、従来通りのタイトルとは離れてしまっています。

 そういうマゼッ返しはともかくとして、先の見えない最悪の日韓関係のトリガーを引いてしまったとも言われる徴用工判決について取り上げられているのですが、シンシアリーさん、これまでの著書でのあきれ顔とはことなり、考え方がよく見えてしまうからなのか、日本人よりも怒っている感じです。

 これまでの著書でも触れられているように、韓国政府特に現在の左派政権においては日韓の国交正常化の根拠となっていた日韓基本条約を白紙に戻そうという意図に言及されていて、もっと言えば日韓併合の正当性についても見直そうというのが究極の目標のようで、事態の収拾を図る気などサラサラなさそうだということを指摘されています。

 ということで50年以上の日韓関係をちゃぶ台返ししようとしているということで、そこまで意識して腹を据えた上での対応をしないと、外交云々と言ったレベルでの話ではなさそうです。

 それにしても、我々の先祖は厄介な相手に、厄介なことをしてしまったモンですなぁ…