50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう/弘兼憲史

 

 

 以前弘兼さんの『人生は70歳からが一番面白い (SB新書)』を紹介しましたが、その準備段階とも言える50歳代の過ごし方についての本を見つけたので手に取ってみました。

 調べてみると弘兼さんはかなりの数のリタイア関連の著書があるみたいで、ボチボチ手に取って行こうかなとも思います。

 『人生は70歳からが一番面白い』でも「上機嫌」で生きていくために“譲る”ことに触れられていましたが、そういう生き方をリタイアしていきなり切り替えるのも難しいところで、50歳を機会に徐々にそういう方向へシフトしていこうということで「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」ということを心掛けていこうとおっしゃいます。

 ただ、そういうマインドセットの変化がそのまま“老い”や“諦め”に直結するワケではなく、一歩引いて物事を見たことが、より広い視野で捉えることができて、もうひと花咲かせることになる可能性もありますし、周囲との人間関係を向上させることにもつながるかも知れないということで、その後の人生をより充実させるためのタネ撒きと言えるかも知れませんね!?