人生後半の幸福論/齋藤孝

 

 

 メディアでもよくお見掛けする齋藤センセイが語る“老後論”なのですが、何でお若い齋藤センセイが!?と思ったのですが、2018年5月の執筆時点で57歳だったのですね!?

 サブタイトルにもあるように、50歳以降の人生に臨むにあたって、50のチェックポイントを紹介されていて、如何に“楽しく”人生を送るかということがキモのようで、そのためのヒントを紹介されています。

 そのチェックリストを読んでいると、今からリタイアされるような人たちって、これ位の事は意識してるでしょ!?と思うことが多いのですが、特にこれまでドップリ会社での競争に浸かっていた人だと、こういうことも思い出さないといけないんだ…と思わされます。

 フツーに仕事以外の生活もちゃんと送ってきた人だとあんまり問題は無いんでしょうけど、何もシバリの無い中で自分が愉しめるのかということが、会社に浸かってきた人には意外と難しいのかも知れません。

 この本がバカバカしいと思う人は、あんまりこの本が必要な人じゃないんでしょうし、この本にいちいち反発したり、ミョーに感じ入る人は、ちゃんと参考にした方がいいんでしょうね!?